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​​SPC文化イベント第5弾
「美しいTOKYO」
10人の北欧デザイナーが奏でる江戸更紗の型染め

「更紗」とは、インドで生まれ、ヨーロッパやアジアに渡り、それぞれの国や地域で発展していった、木綿のプリント生地のことです。エキゾチックな色と文様は、世界中の人々を魅了しました。北欧のプリント生地も、その原点はインドの更紗にあります。古くから染織文化を持つ日本においても、更紗の伝来は人々を魅了し、江戸時代の町人文化のなかで、植物や鳥獣などの文様を多色表現した型染め生地として発展しました。


「美しいTOKYO-10人の北欧デザイナーが奏でる江戸の型染め」は、北欧で活躍する10名のデザイナーたちと、伊勢の型紙職人、東京の染工場が、じっくりと時間をかけ、手仕事によって実現したプロジェクトです。スタートした当初は、2020年の東京オリンピックを想定したプロジェクトでしたが、新型コロナウイルス感染拡大により、東京オリンピックが延期が決定し、私たちのプロジェクトも、制作は遅延、イベントは中止を余儀なくされました。

ところが、長期にわたる自粛期間は、良い面もありました。その一つは、北欧と日本がリモート会議によって非常に近くに感じられるようになったことです。これは、プロジェクトをスムーズに進めるうえでとても有効でした。そして、もう一つは、遠出ができなくなった状況で、東京という街がとても美しいと、改めて思ったことです。

10名の北欧デザイナーが、それぞれの感性で表現した「美しいTOKYO」です。皆さまの暮らしのなかで「美しいTOKYO」を楽しんでいただけることを願っています。
発表の機会が長引いていましたが、今年2022年7月に、ついにフィンランドのフォルッサ博物館での開催が実現しました。

 フォルッサ博物館はフォルッサは、フィンランドで一番古いプリント工場があったテキスタイルの町です。博物館は昔綿の貯蔵庫だった素敵な煉瓦造りの建物です。

展示会会場から、展示の様子を右の動画でお伝えしています。

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